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JSCO2014 Topics

福島企画:ふくしまから伝えたいこと

TOPICS

東日本大震災および福島第一原発事故を経験し、福島県民の健康を見守りながら共に生活している私達にとって、本学会は大きな意義があると考えております。福島県立医科大学では、県民健康管理調査の着実な実施、最先端の医療設備と治療体制の構築、世界に貢献する医療人の育成などに加え、医療関連産業の振興による地域社会の再生・活性化をはかって参りました。本学術集会では震災後3年にわたる復興の状況と、その間に蓄積した低線量被爆・避難生活による健康被害に関する最新の科学的データを報告致します。

特別講演02

8月30日(土)8:10〜8:55 第1会場(会議センター1F メインホール)

セッション情報

司会: 杉町 圭蔵(おんが病院・おかがき病院)

1.福島の未来へ向けて; 原発事故からのレジリエンス構築

演者: 山下 俊一(長崎大)

特別講演03:アンネフランクとふくしま

8月30日(土)9:00〜9:50 第1会場(会議センター1F メインホール)

セッション情報

司会: 武藤徹一郎(公益財団法人がん研有明病)

1.The Anne Frank House in Amsterdam as a Memorial Site: Five Decades of Active Learning Methodology in International Practice

Speaker: Jan Erik Dubbelman(MA, Anne Frank House, Amsterdam, The Netherland)

2.History, memory and trauma: Holocaust survivor testimonies and the potential of oral history

Speaker: Dienke Hondius(VU University Amsterdam, The Netherland)

特別企画01:原発事故と健康被害:福島からのエビデンス報告

8月30日(土) 10:00~12:00 第1会場(会議センター1F メインホール)

セッション情報

コメンテーター:

阿部 正文(福島県立医大)

大戸  斉(福島県立医大)

1.Whole Body Counterを用いた東日本大震災後における住民の内部被ばく量の測定

演者: 宮崎  真(福島県立医大・放射線健康管理学講座)

2.陰膳方式による食物由来の内部被ばく量の測定

演者: 佐藤  理(福島学院大・福祉学部)

3.水道水中の放射性物質

演者: 厚海  亮(福島県保健福祉部・食品生活衛生課)

4.県民健康調査データに見る甲状腺超音波検査と放射線被ばくについて

演者: 鈴木 眞一(福島県立医大・医・甲状腺内分泌学講座)

5.放射線災害後の福島県の妊産婦調査と今後の課題

演者: 藤森 敬也(福島県立医大・医・産科婦人科学講座)

6.震災前後の健康状態の変化について:福島県「県民健康管理調査」

演者: 大平 哲也(福島県立医大・医・疫学講座)

7.県民健康調査によって明らかとなった避難区域住民のメンタルヘルスの問題

演者: 矢部 博興(福島県立医大・神経精神医学講座)

特別企画02:映画「ハーメルン」上映会

8月30日(土) 13:30~16:00 第1会場(会議センター1F メインホール)

ASCO/JSCO Joint Symposium:Low Dose Radiation Effects on Human Health, Especially Radiation-induced Carcinogenesis

8月29日(金) 13:30~15:30 Room 2 (PACIFICO Yokohama, Conference Center, 3F, 301+302)

TOPICS

 低線量・低線量率の健康影響は、他の発がんリスク因子に隠れて検出困難と評価されている。特に、個体レベルでは確率論的なリスク評価となり、種々の交絡因子への配慮と同時に、線量依存性を重視した長期的な大規模疫学調査が不可欠となる。一方、放射線被ばくによる発がん分子機構の研究では、遺伝子レベルや細胞レベルでの損傷と修復の両面からの解析が進んでいる。広島、長崎の原爆被爆者の固定集団を対象とした寿命調査や健康影響調査に加えて、他の疫学調査研究や、動物照射実験による発がんリスク評価と基礎研究の進歩を合わせて、従来からの放射線防護の考え方と実際の発がんリスクとの関係を見直すことが重要となっている。本シンポジウムでは、放射線基礎生物学の最先端研究分野を代表する世界の研究者に、それぞれの研究成果を紹介して頂き、福島原発事故後の長期的な健康リスク管理に資する科学的なエビデンスを議論して頂く予定である。

セッション情報

Moderators:

Shunichi Yamashita(Nagasaki University)

Ohtsura Niwa(Fukushima Medical University)

1.Radiation Health Challenges for Deep Space Human Missions and Relevance to Concerns here on Earth

Speaker: Tore Straume(Space Biosciences Division, NASA Ames Research Center, U.S.A.)

2.Issues in Low Dose Radiation Effects on Human Health, Cancer and Non-Cancer Related Effects

Speaker: William F. Morgan(Biological Sciences Division, Radiation Biology and Biophysics, Pacific Northwest National Laboratory (PNNL), U.S.A.)

3.Low Dose Radiation Risk and the New Radiobiology

Speaker: Tom K. Hei(Center for Radiological Research, Department of Radiation Oncology, Columbia University Medical Center, USA)

4.New Perspectives on Radiation Carcinogenesis and Breast Cancer

Speaker: Mary Helen Barcellos-Hoff(Department of Radiation Oncology and Cell Biology, New York University School of Medicine, U.S.A.)

5.DNA damage and tissue reaction in tissues/organs exposed to low-dose and low-dose-rate radiation in mice

Speaker: Keiji Suzuki(Atomic Bomb Disease Institute, Nagasaki University)

チーム医療

TOPICS

本学術集会へは毎年、様々な職種の方に多数参加していただいており、参加者の4人に1人はメディカルスタッフとなりました。がんの個別化医療においては分子生物学的情報のみを取り上げるのではなく、全身状態、臓器予備能、栄養状態、心理状態、家族背景などに目を向けることも広義の個別化医療であると考えます。それらを総合的に理解することにより、より充実したチーム医療が確立するものと思われます。教育セミナーには、今回初めて チーム医療「チーム医療の現状と今後の展望」を取り上げたほか、「個別化時代のチーム医療」と題した6つのシンポジウムを用意し、”薬物療 法”、”看護”、 “心のケア”、”リハビリ”、”情報伝達”、”栄養管理”でそれぞれの立場から他職種にむけたメッセージをお願いしています。がん治療に関わる様々な職種 の方々から最新の情報を提供いただき、真のチームオンコロジー形成に向けた記念すべき学術集会となるものと確信しております。

シンポジウム:個別化時代のチーム医療1:薬物・支持療法の立場から

8月28日(木) 10:00〜12:00 第15会場(国立大ホール)

セッション情報

司会:

寺田 智祐(滋賀医大・病・薬剤部)

吉村 知哲(大垣市民病・薬剤部)

1.安全で安心ながん薬物療法に向けたチームアプローチ

演者: 池末 裕明(九州大・病・薬剤部)

2.薬剤師が拓く制吐療法の個別化医療

演者: 鈴木 賢一(公益財団法人がん研究会有明病・薬剤部)

3.分子標的治療薬の副作用マネジメント〜有効かつ安全な治療を支えるための薬学的ケア〜

演者: 北田 徳昭(神戸市民病機構神戸市立医療セ・中央市民病・薬剤部)

4.緩和ケアチームにおける薬剤師の役割

演者: 伊勢 雄也(日本医大・病・薬剤部)

シンポジウム:個別化時代のチーム医療2:個別化における看護の関わり

8月28日(木) 16:00〜18:00 第15会場(国立大ホール)

セッション情報

司会:

小松 浩子(慶應大・看護医療学部)

栗原 美穂(独立行政法人国立がん研究セ・東病・看護部)

1.家族性腫瘍と看護

演者: 村上 好恵(東邦大・看護学部・成人看護学研究室)

2.臨床試験と看護

演者: 小原  泉(自治医大・看護学部/ 附属病院)

3.支持療法における看護師の役割

演者: 遠藤 久美(静岡県立静岡がんセ)

4.がん医療をつなぐ看護のコーディネーション

演者: 梅田  恵(株式会社緩和ケアパートナーズ)

5.がん患者の医療連携における看護師の役割

演者: 渡邉 眞理(地方独立行政法人神奈川県立病機構神奈川県立がんセ)

シンポジウム:個別化時代のチーム医療3:個別化がん治療時代における心の医学

8月29日(金) 8:00〜10:00 第15会場(国立大ホール)

セッション情報

司会:

内富 庸介(岡山大・院医歯薬・精神神経病態学教室)

松島 英介(東京医科歯科大・院・心療・緩和医療学)

1.がん患者が経験する社会的問題と精神心理的問題

演者: 松島 英介(医科歯科大・院医歯・心療・緩和医療学)

2.がん医療における心理職の役割

演者: 大庭  章(群馬県立がんセ・精神腫瘍科、総合相談支援セ)

3.多職種チーム医療における心理士の役割

演者: 栗原 幸江(がん・感染症セ・都立駒込病・緩和ケア科)

4.小児がん患者のトータルケア

演者: 小川 千登世(独立行政法人国立がん研究セ・中央病・小児腫瘍科)

5.がん診療に携わる医療従事者が知っておくべき家族・遺族ケア

演者: 加藤 雅志(独立行政法人国立がん研究セ・がん対策情報セ・がん医療支援研究部)

シンポジウム:個別化時代のチーム医療4:がんリハビリテーションの均てん化をめざして

8月29日(金) 10:00〜12:00 第15会場(国立大ホール)

セッション情報

司会:

加藤 雅志(独立行政法人国立がん研究セ・がん対策情報セ・がん医療支援研究部)

辻  哲也(慶應大・医・リハビリテーション医学教室)

1.がん治療による障害とリハビリテーション

演者: 宮越 浩一(医療法人鉄蕉会亀田総合病・リハビリテーション科)

2.がんリハビリテーションの展望

演者: 高倉 保幸(埼玉医大・保険医療学部・理学療法科)

3.がんのリハビリテーションにおける作業療法士の役割

演者: 田尻 寿子(静岡県立静岡がんセ・リハビリテーション科)

4.がんのリハビリテーションにおける言語聴覚士の役割について

演者: 安藤 牧子(慶應大・病・リハビリテーション科)

5.〜患者会より〜

演者: 東  厚子(リンパ浮腫患者グループ「あすなろ会」)

シンポジウム:個別化時代のチーム医療5:個別化に対応するための情報伝達

8月29日(金) 13:30〜15:30 第15会場(国立大ホール)

セッション情報

司会:

坂本 純一(公立学校共済組合東海中央病)

三木 恒治(京都府立医大・院医・泌尿器外科学)

1.認定がん医療ネットワークナビゲーター制度の現状

演者: 相羽 惠介(東京慈恵会医大・腫瘍・血液内科)

2.患者が試験治療や治験薬を選択することを決断するとき

演者: 新美 三由紀(JA長野厚生連・佐久総合病・佐久医療セ)

3.意思決定支援 〜納得して決めるためのケア〜

演者: 岩本 ゆり(楽患ナース株式会社)

4.臨床試験におけるEDCの利用について

演者: 杉原  明(株式会社エスアールディ・データマネジメント/統計解析室)

5.臨床試験の個別化に対応するためのデータマネージャーの新しい役割

演者: 宮下 由美(NPO法人疫学臨床試験研究支援機構愛知支部・データセ)

シンポジウム:個別化時代のチーム医療6:栄養管理ががん治療において果たす役割

8月29日(金) 15:30〜17:30 第15会場(国立大ホール)

セッション情報

司会:

岡 正朗(山口大・院・消化器・腫瘍外科学)

竹山 廣光(名古屋市立大・消化器外科)

1.摂食・嚥下リハビリテーションと口腔ケアの現状ー米国での経験をもとにしてー

演者: 松尾 浩一郎(藤田保健衛生大・医・歯科)

2.癌治療中の食事と栄養 がん病態栄養専門師の立場から

演者: 川口 美喜子(島根大・病)

3.がんプロ養成プログラムにおけるがん栄養専門師育成

演者: 中屋  豊(徳島大・院・代謝栄養学)

4.癌治療患者に対する代謝・栄養管理の重要性

演者: 櫻井 洋一(和洋女子大・院・総合生活研究科)

5.がん治療における栄養療法とNSTの役割:メディカルスタッフがもっと貢献出来るために

演者: 鍋谷 圭宏(千葉県がんセ・栄養サポートチーム)

6.緩和医療における栄養管理

演者: 東口 高志(藤田保健衛生大・医・外科・緩和医療学講座)

パネルディスカッション02:チーム医療におけるMedical StaffへのTask Shifting:特定行為に関する議論から

8月29日(金)8:00〜10:00 第19会場(アネックスホール2F F205+F206)

TOPICS

チーム医療には歴史的な必然性があると言われる。今や、提供すべき医療の内容は質、量ともに増大し、それは医療者個々の容量を既に凌駕している。また超高齢社会に至り、解決すべき患者の問題は医学的にも社会的にも多岐に及び、多種多様な医療者の関わりが切に求められるからである。多職種による密な連携により医療者は、相互に質問したりされたりと、質疑応答を介しても、自らの専門性を一層深めることができる。これが医療の質向上へと繋がる。加えて、チーム医療には、限りある人的資源の中で効率よく医療提供を図る側面もある。そこでは、職種固有の職能を互いに共有する、または他職種に移譲することもあろう。従って、必要に応じて身分法の改正も求められる。チーム医療としてまずは良質な医療の展開こそ一義的であるが、将来に渡って実効ある発展を期すべく、看護師による特定行為の議論などについて、このような歴史的、社会的な考察も重要となろう。

セッション情報

司会:

有賀  徹(昭和大・医・救急医学講座)

草間 朋子(東京医療保健大・副学長)

1.がん診療を支える研修体制の地域展開を目指して

演者: 星  北斗(公益財団法人星総合病)

2.わが国における外来癌化学療法のパラダイムシフト:医師側からの意見

演者: 佐々木康綱(昭和大・医・内科学講座腫瘍内科学部門)

3.看護職の役割拡大への期待

演者: 草間 朋子(東京医療保健大・東が丘看護学部)

4.チーム医療から組織医療へ—医療の効率化と柔軟な組織および資格制度の再編

演者: 大藪  毅(慶應大・院・経営管理研究科)

5.ニューヨークでナースプラクティショナーを経験した看護師から

演者: 鈴木 美穂(東京大・院医・健康科学・看護学分野)

6.患者が「特定看護師」に求めるもの

演者: 岩永 直子(讀賣新聞東京本社・編集局・医療部)

第20回教育セミナー:チーム医療の現状と今後の展望

8月30日(土) 13:30〜16:30 第15会場(国立大ホール)

TOPICS

近年、がん医療の進歩は目覚ましく、本邦においても全がんの5年相対生存率は57%と3年前に比べて約3%上昇しており、年齢調整死亡率も1990年代後半から減少傾向にある。一方で、医療レベルの高度化に伴い、がん診療においても診断、治療法に新しい技術、薬剤が導入され、より複雑・多様化してきたため、専門スタッフの不足が生じている。こうしたがん診療に関わるスタッフの負担を軽減し、診療の質を向上させるため、また、治療による身体的、精神的負担を抱える患者とその家族に対して質の高い医療を提供し、よりきめ細やかな支援を行うため、多職種で医療を実践する"チーム医療"が強く求められるようになってきた。

厚生労働省のチーム医療の推進に関する検討会では、「チーム医療とは、医療に従事する多種多様なスタッフが、各々の高い専門性を前提に、目標と情報を共有し,業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供すること」と記載されている。また厚生労働省は「がん対策推進基本計画」(平成24年6月)にもチーム医療の推進を掲げ、国を挙げてチーム医療の体制整備を目指している。

がん診療においては、患者の身体的・精神的苦痛やその家族が抱える様々な負担に対応し、安全で質の高い医療を提供する体制を整備することが急務である。がんおよびがんの合併症に対しては、外科医、腫瘍内科医、放射線科医、緩和ケア医などの医師と、薬剤師、看護師、栄養士、技師などの各職種のスタッフが各々の専門性を十分に発揮し、科学的根拠に基づいた治療(EBM)を行うチーム医療が求められる。また、各種がん治療の副作用・合併症の予防や軽減など、患者の更なる生活の質の向上を目指した医科歯科連携による口腔ケア、食事療法などによる栄養管理やリハビリテーションなど、医療従事者間の連携と補完を重視した職種間の連携も重要である。さらには、それを実践するがん拠点病院だけではなく、地域の在宅医療・介護サービスとの連携も必要である。

がん医療を患者が効果的に受けるためには、患者がEBM に基づいた医療を理解し、納得して受けられるように心理的・社会的にサポートする必要もある。したがって、患者の心理的・社会的ケアを提供するような臨床心理士、作業療法士、ソーシャルワーカーなどの職種のサポートも必要である。当然ながら、患者の家族や友人もチーム医療の一員である。さらに、国単位でのがん診療レベルアップという広い視点から見れば、行政やマスメディア、患者団体などもチーム医療の一員に属し、重要な役割を果たす必要があると考えられる。

しかしながら、チーム医療が抱える問題点も少なからず存在する。スタッフの不足、チーム医療についての教育の不足、チーム医療に対する客観的な評価の欠如などである。本教育セミナーでは、がん医療に関わるさまざまな職種において、お互いの立場でどのようなチーム医療を実践しているか、に焦点をあて、現状と課題を報告して頂きたい。チーム医療は決して役割分担ではなく、それぞれの職種が専門性を十分に発揮し、その相加、相乗効果による質の高い最新の医療を実践することで、患者・家族の満足度やQOLを更に高めることが目標である。

セッション情報

司会:

馬場 秀夫(熊本大・院・消化器外科学)

野口眞三郎(大阪大・院医・乳腺内分泌外科)

1.アドバンス・ケア・プランニング がん患者の意思決定支援を考える

演者: 木澤 義之(神戸大・院医・内科系講座先端緩和医療学分野)

2.大腸癌化学療法におけるチーム医療の現状と今後の展望 - 腫瘍内科医の立場から-

演者: 室   圭(愛知県がんセンター中央病院薬物療法部)

3.医師の立場から〜腫瘍外科

演者: 山下 啓子(北海道大・病・乳腺外科)

4.看護の立場から

演者: 本  尚美(熊本大・病・看護部)

5.薬剤師の立場から

演者: 谷川原祐介(慶應大・医・臨床薬剤学教室)

6.在宅医の立場から
在宅ホスピス緩和ケアの実際 ~THPのケアシステム~

演者: 小笠原文雄(日本在宅ホスピス協会)

バイオマーカー

ESMO/JSCO Joint Symposium:Biomarkers of Common Cancers for the Personalized Medicine Breast / Colorectal / Lung

8月29日(金) 10:00~12:00 Room 10 (PACIFICO Yokohama, Conference Center, 4F, 418)

TOPICS

最近の臨床試験のプール解析によると、進行がんの治療成績(無増悪生存期間と全生存期間)は21世紀になり明らかに向上している。とりわけ、新しいがん分子標的治療薬の開発と治療感受性が高い群を選択するバイオマーカーの登場がその向上に大きく寄与している。しかし、個別化医療の実現に向けての課題は山積している。このシンポジウムでは、肺がん、大腸がん、乳がんの個別化医療の現状と最近の進歩を紹介するほか、わが国における新しいバイオマーカー探索の課題、EUにおける個別化医療の地域への普及、保険診療上の位置付け、費用対効果などの課題について、日欧4名の演者から報告される予定である。

セッション情報

Moderators:

Chikashi Ishioka(Department of Clinical Oncology, Institute of Development, Aging and Cancer, Tohoku University)

Fortunato Ciardiello(Department of Experimental and Clinical Medicine and Surgery, The Second University of Naples)

1.A new era of genotype-based targeted therapies for advanced non-small-cell lung cancer

Speaker: Isamu Okamoto(Center for Clinical and Translational Research, Hospital, Kyushu University)

2.Perspective of the development of genome biomarker-based precision medicine of colorectal cancer.

Speaker: Katsuya Tsuchihara(Division of Translational Research Exploratory Oncology and Clinical Trial Center, National Cancer Center)

3.Use of predictive biomarkers for molecular targeted therapies in Europe

Speaker: Fortunato Ciardiello(Division of Medical Oncology, Department of Experimental and Clinical Medicine and Surgery, The Second University of Naples, Italy)

4.The landscape of genomic alterations

Speaker: Christos Sotiriou(Breast Cancer Translational Research Laboratory - BCTL, Institut Jules Bordet, Université Libre de Bruxelles, Belgium)

教育シンポジウム:バイオマーカー研究の最前線

8月28日(木) 16:00~18:00 第1会場(会議センター1F メインホール)

TOPICS

 バイオマーカーとは、一般に「生物学的過程、病理学的過程、もしくは治療的介入に対する薬理学的応答の指標として、客観的に測定され評価される指標」と定義され、近年では分子生物学および分子標的治療の発展に伴い、DNA、RNA、タンパク、ペプチドなどを対象として様々な基礎的研究が行われ、実臨床に応用されている。  本シンポジウムでは、1)新たなバイオマーカー探索の手法としてプロテオミクス解析およびメタボローム解析について、2)バイオマーカー候補としてのエクソソーム、miRNAの可能性について、3)既知のバイオマーカーのより簡便な検出法としての次世代シークエンサーの有用性について、4)肺癌におけるバイオマーカーとエビデンスに基づいた実臨床について、講演を頂く予定である。まさにバイオマーカー研究の最前線を網羅しており、今後の臨床・研究に極めて有用な内容となっている。是非とも多くの皆様に聴講頂くことを願っている。

セッション情報

司会:

佐々木康綱(昭和大・医・内科学講座腫瘍内科学部門)

高橋  隆(名古屋大・院医・神経疾患・腫瘍分子医学研究セ・分子腫瘍学分野)

1.プロテオミクス解析による新規バイオマーカーの開発

演者: 野村 文夫(千葉大・院医・分子病態解析学)

2.血清メタボロミクスによる新規バイオマーカーの開発

演者: 小林  隆(神戸大・院医・内科学講座消化器内科学分野)

3.体液中の細胞外分泌顆粒による新規がんバイオマーカーの開発

演者: 落谷 孝広(独立行政法人国立がん研究セ・研・分子細胞治療研究分野)

4.循環腫瘍ゲノムの同定と臨床応用

演者: 西尾 和人(近畿大・医・ゲノム生物学教室)

5.次世代シーケンサーによる非侵襲性遺伝子診断法の開発

演者: 加藤 菊也(地方独立行政法人大阪府立病機構大阪府立成人病セ・研)

6.Genomic subtyping of lung cancer and its clinical implication

演者: 光冨 徹哉(近畿大・医・外科学講座呼吸器外科学)

International Symposium(公益財団法人高松宮妃癌研究基金後援)

International Symposium 01:The Future of Cancer Therapy -Molecular Imaging of Cancer: Current Status and Future Perspective-(公益財団法人高松宮妃癌研究基金後援)

8月28日(木) 10:00~12:00 Room 6 (PACIFICO Yokohama, Conference Center, 3F, 315)

TOPICS

 PET (SPECT)による癌の分子イメージングで用いる薬剤は二つに大別される。一つは癌の増殖能を反映するもので、DNA合成能(18F-fluorothymidine, 11C-4DST)、糖代謝(18F-fluorodeoxyglucose)、アミノ酸代謝(11C-methionine)がある。これらの薬剤の取り込みは癌のviabilityを反映するので、PET/CTイメージングを客観的な治療効果の判定指標に用いる試みがなされている。

 もう一つは、癌の特異的な性質・形質を反映する薬剤で、低酸素細胞イメージング(18F-misonidazole, 64Cu-ATSM), 特異的受容体イメージング(111In-octreotide-ソマトスタチン受容体発現神経内分泌腫瘍、123I-MIBG-交感神経系腫瘍)などがある。これらの薬剤は特定の癌に高発現している特異的受容体を標的とするため、画像診断のみならず、これらの薬剤をI-131, Y-90, Lu-177などのβ核種で標識すれば、特定の癌に対する特異的な内部放射線治療(内用療法)が可能である。

 本シンポジウムはPET(SPECT)による癌の分子イメージングの現状を理解し、将来の可能性について討論を行うことを目的とする。

セッション情報

Moderators:

Hiroshi Fukuda(Department of Nuclear Medicine and Radiology, Tohoku Pharmaceutical University)

Tsuneo Saga(Molecular Imaging Center, National Institute of Radiological Sciences)

1.Imaging of proliferation, differentiation, and metastasis of cancer using PET/CT or SPECT/CT

Speaker: Kazuo Kubota(Division of Nuclear Medicine, Department of Radiology, National Center for Global Health and Medicine)

2.64Cu-ATSM as a theranostic agent targeting cancer stem cell-rich regions within tumor

Speaker: Yukie Yoshii(Molecular Imaging Center, National Institute of Radiological Sciences)

3.Diagnostic and therapeutic roles of somatostatin analogs in patients with gastroenteropancreatic neuroendocrine tumors

Speaker: Yuji Nakamoto(Department of Diagnostic Imaging and Nuclear Medicine, Graduate School of Medicine, Kyoto University)

4.Developing Pet Radiopharmaceuticals in a Highly Regulated Environment

Speaker: Carlos Gonzalez-Lepera(Diagnostic Imaging, Nuclear Medicine, The University of Texas, MD Anderson Cancer Center, U.S.A.)

International Symposium 02:The Future of Cancer Therapy -Cancer Stem Cell Research in Digestive Organs-(公益財団法人高松宮妃癌研究基金後援)

8月28日(木) 16:00~18:00 Room 6 (PACIFICO Yokohama, Conference Center, 3F, 315)

TOPICS

癌幹細胞の概念は癌の発生・進展の観点からの興味に加え、臨床的には抗癌剤などへの治療抵抗性の観点から特に注目されている。白血病での研究は相当に進展しているものの、消化器癌については未だに十分な知見が得られているとは言いがたい。癌幹細胞はヒエラルキーを有していると考えられていたが、可塑性についても言及されるようになった。すなわち先祖帰りがある可能性が示された。そのため、癌幹細胞マーカーは固定されたものではなく、発現したり消失したりする可能性があり、そのことが特に消化器癌での研究を一層困難にしている。本シンポジウムでは、日本で最先端の研究を行っている5名の研究者に、それぞれの立場から現在の癌幹細胞研究の状況について講演いただく。

セッション情報

Moderators:

Masaki Mori(Department of Surgery, Graduate School of Medicine, Osaka University)

Issay Kitabayashi(Division of Mematological Malignancy, National Cancer Center Research Institute)

1.Critical pathways for stem cell maintenance and therapeutic strategy in acute myeloid leukemia

Speaker: Issay Kitabayashi(Division of Mematological Malignancy, National Cancer Center Research Institute)

2.Innvovative Medicine for Gastrointestinal Cancer Stem Cells

Speaker: Hideshi Ishii(Cancer Profiling Discovery, Graduate School of Medicine, Osaka University)

3.Defining the role of stem cell niche regulation in colon cancer using genome engineering

Speaker: Toshiro Sato(Department of Gastroenterology, School of Medicine, Keio University)

4.Analyses of mechanism of epithelial tissue homeostasis in the gastrointestinal tract, and dysregulated maintenance during cancer development by the multicolor lineage tracing method

Speaker: Hiroo Ueno(Department of Stem Cell Pathology, Kansai Medical University)

5.Dclk1, a specific marker for tumor stem cells in digestive organs

Speaker: Hiroshi Seno(Department of Gastroenterology and Hepatology, Graduate School of Medicine, Kyoto University)

International Symposium 03:The Future of Cancer Therapy -Novel Strategise for Cancer Control based on Genetic / Epigenetic Information-(公益財団法人高松宮妃癌研究基金後援)

8月29日(金) 9:10~11:10 Room 6 (PACIFICO Yokohama, Conference Center, 3F, 315)

TOPICS

癌細胞には様々なゲノム・エピゲノムの異常が存在する。その全容解明は発癌の分子機構解明だけでなく、癌の分子診断や分子標的治療の開発にも必須の情報となる。近年、ゲノム情報に基づいた新たな分子標的治療の開発が進み、一部の癌では従来の治療法に比べて患者の予後が改善している。そこで、本シンポジウムでは癌の分子診断や分子標的治療の開発に有用な情報を探索している国内外の著名な基礎研究者にご参集いただき、最新の研究成果を紹介していただく。京都大学の小川誠司先生、米国のDr. Angela Brooks、国立がん研究センターの河野隆志先生には主に癌細胞に蓄積しているゲノム異常から分子標的治療開発への道筋について、スペインのDr.Manel Estellerと米国のDr. Curtis C. Harrisには癌のリスク診断や治療効果判定に有用なエピゲノム異常やバイオマーカーについてご紹介いただく。学会員の多くが癌治療の将来を見据えた基礎研究を知り、演者とも十分に議論できるシンポジウムにしたい。

セッション情報

Moderators:

Jun Yokota(Genomics and Epigenomics of Cancer Prediction Program, Institute of Predictive and Personalized Medicine of Cancer (IMPPC))

Aiko Okamoto(Department of Obstetris and Gynecology, The Jikei University)

1.Molecular profiling of myelodysplastic syndromes

Speaker: Seishi Ogawa(Department of Pathology and Tumor Biology, Graduate School of Medicine, Kyoto University)

2.Emerging Opportunities and Challenges for Targeted Therapy in Human Lung Cancers

Speaker: Angela N. Brooks(Department of Medical Oncology, Dana-Farber Cancer Institute, U.S.A.)

3.RET fusion gene and chromatin remodeling genes: personalized therapy of lung cancer

Speaker: Takashi Kohno(Division of Genome Biology, National Cancer Center Research Institute)

4.Cancer Epigenetics: From Knowledge to Applications

Speaker: Manel B. Esteller(Cancer Epigenetics and Biology Program (PEBC), Bellvitge Biomedical Research Institute (IDIBELL), Spain)

5.Interweaving the Threads of the p53, MicroRNA, and Inflammation Networks into the Tapestry of Aging and Cancer

Speaker: Curtis C. Harris(National Institutes of Health, National Cancer Institute Molecular Genetics and Carcinogenesis Section Research Center for Cancer Research,U.S.A.)

International Symposium 04:The Future of Cancer Therapy -Translational Approaches Targeting for Anti-cancer Therapy-(公益財団法人高松宮妃癌研究基金後援)

8月29日(金) 13:30~15:30 Room 6 (PACIFICO Yokohama, Conference Center, 3F, 315)

TOPICS

本邦の基礎研究成果を臨床へ還元し実用化するシステムについては欧米に後塵を拝しています。がんの克服に向けて、本邦のトランスレーショナルリサーチの活性化に求められるものはなにか?本邦初の"抗がん抗体薬"の開発を行った上田龍三先生には開発研究の過程・成果と日本でのTRの現状を、水谷修紀先生には日本小児がん研究グループ(JCCG)設立に伴う小児がん研究を例に稀少癌臨床研究の展望についてお話し頂きます。上野直人先生(The MD Anderson Cancer Center)と武部直子先生(NIH)には米国での経験と邦人的観点から本邦における産官学の連携・医師主導治験の在り方などにつき建設的なご意見をいただき、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の演者を交えて議論頂く企画です。本邦のTRの未来展望を感じ取っていただきたいと思います。

セッション情報

Moderators:

Ryuzo Ueda(Department of Tumor Immunology, School of Medicine, Aichi Medical University)

Toshiyoshi Fujiwara(Department of Gastroenterological Surgery, Graduate School of Medicine,Dentistry and Pharmaceutical Sciences, Okayama University)

1.Development of monoclonal antibody (Mogamulizumab) as a drug for ATL patients

Speaker: Ryuzo Ueda(Department of Tumor Immunology, School of Medicine, Aichi Medical University)

2.Recent Advances in The Strategy for Clinical Research in Childhood Cancer in Japan (JCCG)

Speaker: Shuki Mizutani(Dept. of Pediatrics, Tokyo Medical and Dental University)

3.An Accelerated Comprehensive Strategy to Fight Triple-Negative Breast Cancer Under the Moon Shots Program

Speaker: Naoto T. Ueno(Division of Cancer Medicine, Department of Breast Medical Oncology, The University of Texas, MD Anderson Cancer Center, U.S.A.)

4.The Future of Cancer Therapy: Translational Approaches To Targeting For Anti-cancer Therapy

Speaker: Naoko Takebe(Cancer Therapy Evaluation Program(CTEP), Division of Cancer Treatment and Diagnosis, NIH/NCI, U.S.A.)

5.Current Actions of PMDA for New Drug Development of Japan Origin

Speaker: Takao Yamori(Director of Center for Product Evaluation, Pharmaceuticals and Medical Devices Agency(PMDA))

International Symposium 05:The Future of Cancer Therapy -Expansion of Radionuclide Therapy in Japan-(公益財団法人高松宮妃癌研究基金後援)

8月29日(金) 15:30~17:30 Room 6 (PACIFICO Yokohama, Conference Center, 3F, 315)

TOPICS

内照射療法は、放射性核種を含んだ薬剤を病巣が選択的に取りこむ機序を応用して放射線を照射する治療である。日本国内でも年々その実施件数は増加し、「全国核医学診療実態調査」(日本アイソトープ協会)によると、2002年に5,000件、2007年に6,500件、そして2012年に10,500件と伸びているが、内照射療法が盛んに行われている欧州と比べると未だ少ない。欧州では古典的かつ有効な内照射療法であるヨウ素-131治療がアメニティに配慮した美しい施設で行われている。新しい放射性核種標識ペプチド治療(PRRT)は神経内分泌腫瘍に対して欧米で実施されつつある。また従来は主としてβ放出核種が用いられたが最近α放出核種が注目を集め、去勢抵抗性前立腺癌骨転移に対する治療薬として塩化ラジウム−223が2013年に欧米で承認された。内照射療法の将来を支える分子標的の基礎研究も重要である。この国際シンポジウムでは内外の第一人者をお招きして内照射療法の現在と未来を語っていただき、国内で内照射療法を推進するための方策を考える。

セッション情報

Moderators:

Makoto Hosono(Institute of Advanced Clinical Medicine, Faculty of Medicine, Kinki University)

Shunichi Yamashita(Nagasaki University)

1.Thyroid Cancer and Radioactive Iodine Therapy

Speaker: Christoph Reiners(University Hospital of Wuerzburg, Germany)

2.Peptide Receptor Radionuclide Therapy (PRRT) for the treatment of patients with neuroendocrine tumors

Speaker: Damian Wild(Department of Radiology & Nuclear Medicine, University of Basel Hospital, Switzerland)

3.Cellular/molecular targeting in radionuclide therapy

Speaker: Yasuhisa Fujibayashi(Molecular Imaging Center, National Institute of Radiological Sciences)

4.Radium-223 in Castrate-Resistant Prostate Cancer

Speaker: Oliver Sartor(Tulane Cancer Center, Tulane School of Medicine, U.S.A.)

International Symposium 06:The Future of Cancer Therapy -Cancer Immunotherapy by Checkpoint Blockade-(公益財団法人高松宮妃癌研究基金後援)

8月30日(土) 8:00~10:00 Room 6 (PACIFICO Yokohama, Conference Center, 3F, 315)

TOPICS

最近、免疫チェックポイント阻害と培養T細胞養子免疫療法で明確な腫瘍縮小効果が示され、がん免疫療法はScience誌Breakthrough of the Yearに選ばれた。免疫機構には自己免疫反応予防や異物排除後 の免疫終息など免疫恒常性を維持するブレーキ機構が備わっているが、がん細胞の免疫学的排除をも妨げている。CTLA4やPD-1/PD-L1などの免疫チェックポイントを阻害する治療は進行悪性黒色腫・腎癌・肺癌に対して持続する治療効果を示し、CTLA-4とPD-1抗体の併用は、さらに強力な治療効果を示した。しかし効かない症例やがん種も存在し、現在、症例選択バイオマーカーの同定や、効果が期待できない例を効くようにする併用療法が期待されている。今後、免疫状態に応じた個別化複合免疫療法の開発が重要であるが、免疫チェックポイント阻害療法はその基軸となり、その現状と今後の展望を議論したい。

セッション情報

Moderators:

Yutaka Kawakami(Institute for Advanced Medical Research Division of Cellular Signaling, School of Medicine, Keio University)

Hiroshi Shiku(Department of Immuno-Gene Therapy Mie University Graduate School of Medicine)

1.A rheostat for immune responses: the unique properties of PD-1 and their advantages for clinical application

Speaker: Tasuku Honjo(Department of Immunology and Genomic Medicne, Graduate School of Medicine, Kyoto University)

2.Cancer Immunotherapy by Checkpoint Blockade

Speaker: Antoni Ribas(Department of Medical and Molecular Pharmacology; Department of Medicine, Division of Hematology/Oncology, University of California Los Angeles (UCLA), and the Jonsson Comprehensive Cancer Center at UCLA, U.S.A.)

3.Blocking the PD-1 / PD-L1 Interaction to Treat Cancer

Speaker: Charles G. Drake(Immunology, Oncology and Urology, Johns Hopkins Kimmel Cancer Center, U.S.A.)

4.Checkpoint blockade-based combination therapies against cancer

Speaker: Koji Tamada(Department of Immunology, Graduate School of Medicine, Yamaguchi University)

予防

シンポジウム03:予防医療の基礎と実践:リスク評価と検証研究(日本癌学会共催)

8月28日(木) 10:00~12:00 第3会場(会議センター3F 303+304)

TOPICS

 腫瘍に対する分子生物学的・遺伝子学的研究手法の発達と相挨って、分子標的治療学分野で目覚ましい展開がみられている。その結果として、治療法の選択肢に広がりをみせ、癌治療には新たな光明がさしそのさらなる発展に大きな期待が寄せられている。これらの研究過程において、抗炎症薬、抗ウイルス薬、ワクチン、がんワクチンなどによる有益な発癌予防策に関する基礎研究、臨床研究が続いて発表され、それらのエビデンスに基づいて臨床応用の指針が提示されるに到っている。さらに、遺伝性腫瘍に関する遺伝子診断が可能となった一方、それに伴って社会倫理学的課題が臨床の場に投じられている。この特別企画では、今日の発癌予防に関する現状の臨床的トピックス、将来展望に期待を抱く基礎的研究について紹介をいただく。尚、発表内容については、生活習慣への警告、禁煙等の教育効果などは対象とせず、発癌機構解析による制御系の観点から討論するものである。

セッション情報

司会:

平田 公一(札幌医大・消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座)

中釜  斉(独立行政法人国立がん研究セ・研)

1.SNPによる前立腺癌のリスク予測と前立腺癌検診の個別化

演者: 中川 英刀(理化学研・統合生命医科学研究セ)

2.エピジェネティック異常を標的と発がんリスク診断とがん予防

演者: 牛島 俊和(独立行政法人国立がん研究セ・研・エピゲノム解析分野)

3.我が国における遺伝性乳がん・卵巣がんに対する課題と対策

演者: 中村 清吾(昭和大・医・乳腺外科)

4.子宮頸がん予防HPVワクチンの有効性と今後の課題

演者: 宮城 悦子(横浜市立大・病・化学療法セ)

シンポジウム04:PM2.5とその諸問題

8月28日(木) 16:00~18:00 第9会場(会議センター4F 416+417)

TOPICS

 日本においてはPM2.5(大気微小粒子)の大気環境基準が2009年に定められましたが、その生成機構の実態は未だ良く分かっておらず、環境動態や健康影響に関してはデータが不足しています。昨年来、中国におけるPM2.5高濃度大気汚染が大きな社会問題となっておりますが、PM2.5の様態は極めて多様であり、排出源から直接的に排出される一次微小粒子と環境大気中で硫黄酸化物、窒素酸化物、揮発性有機化合物等から生成する二次微小粒子があることが知られています。また人為起源のみならず黄砂や火山噴煙等の自然起源のものもあります。気象条件もその動態変化に大きな影響を及ぼします。PM2.5の環境大気中での寿命時間は長くその影響範囲は室内や幹線道路沿道から都市、地域、越境大気汚染にも及びます。このような背景を踏まえ、本セッションではPM2.5の国内外での実態、タバコとの関係や燃焼から出る発癌性多環芳香族炭化水素類とPM2.5の関連性等について考えて見たいと思います。

セッション情報

司会:

若松 伸司(愛媛大・農・生物環境保全学・大気環境科学研究室)

早川 和一(金沢大・医薬保健研究域薬学系衛生化学研究室)

1.日本国内での最近のPM2.5高濃度現象

演者: 若松 伸司(愛媛大・農学部・生物環境保全学・大気環境科学研究室)

2.東アジアにおけるPM2.5などの長距離越境大気汚染とその発生源

演者: 兼保 直樹(産業技術総合研・環境管理技術研究部門大気環境評価研究グループ)

3.タバコとPM2.5

演者: 藤原 久義(兵庫県立尼崎病・兵庫県立塚口病)

4.燃焼から出る発癌性多環芳香族炭化水素類からPM2.5問題を考える

演者: 早川 和一(金沢大・医薬保健研究域薬学系・衛生化学研究室)

ガイドライン

G-CSF適正使用ガイドライン一部改訂のためのコンセンサスミーティング

8月29日(金) 13:30~14:30 第4会場(会議センター3F 311+312)

TOPICS

日本癌治療学会のG-CSF適正使用ガイドラインが昨年12月に改訂されました。前版との相違点は,Clinical question(CQ)形式を採用し,エビデンスレベルの分類はMindsの診療ガイドライン作成の手引き(2007)に沿ったことです。欧米のガイドラインを二次資料として使用しましたが,一部の化学療法における重篤な好中球減少症(severe neutropenia: SN)の発症頻度には人種差が推定され,G-CSF一次予防的投与の基準となる発熱性好中球減少症(febrile neutropenia: FN)の発症頻度はSNに密接に関連しております。従って,FNの発症頻度は可能な限りわが国で実施された臨床試験の結果を優先し記載しました。バイオシミラー,ペグ化G-CSF(国内未発売)についても記載し,血液悪性疾患の項目が大幅に強化されています。本ガイドラインは,第50回日本癌治療学会総会(横浜)でコンセンサスミーティングを行い,同時に,インターネット上でパブリックコメントを求め,寄せられた意見を踏まえ,最新の資料を基に最終案を取りまとめました。前版が12年間も改訂されなかった反省のもとに本ワーキンググループは発表後もG-CSFに関する最新データの収集に努め,新規薬剤の開発等,FN治療に新たな事象が生じた際には,適宜,ガイドラインの内容をWeb上で毎年更新し,さらに,パブリックコメントを求め,その内容の確定作業を繰り返し行いつつ,5年ごとに全面改訂を行う事が決められています。  その一環として,ガイドライン改訂1年後の総会におけるコンセンサスミーティンの場でガイドラインの内容,特にCQに対する推奨レベルを変更すべき点があるか否かを会員の皆様とともに検討したいと思います。今回は,①欧米と遅れること甚だしいペグ化G-CSFの現状と問題点,②欧米では導入されていたバイオシミラーがわが国に導入され1年,わが国におけるバイオシミラーの推奨度の再確認,③全体的なガイドラインのレビューを,3人の委員の方にお願いし,会場からも多くのご意見を承り,必要があれば12月にはWeb上での更新を諮りたいと考えております。

セッション情報

司会:

木浦 勝行(岡山大・病・呼吸器・アレルギー内科)

1.G-CSFバイオシミラーについて

演者: 久保 寿夫(岡山大・院・保健学研究科・腫瘍セ)

2.ペグフィルグラスチム

演者: 高野 利実(国家公務員共済組合連合会虎の門病・臨床腫瘍科)

3.G-CSF適正使用ガイドライン一部改訂のためのコンセンサスミーティング

演者: 馬場 英司(九州大・院・九州連携臨床腫瘍学)

制吐薬適正使用ガイドライン改訂のためのコンセンサスミーティング

8月30日(土) 8:00~10:30 第19会場(アネックスホール2F F205+F206)

TOPICS

2010年5月、日本においてはじめての制吐薬適正使用ガイドラインが出され、化学療法に伴う悪心・嘔吐(CINV)に対する標準的な制吐治療が日本において普及してきた。本ガイドラインは、日本のがん関連6学会に所属する委員が中心となって作成し、小児から成人、放射線照射に伴う悪心・嘔吐も対象とした包括的なガイドラインである。 2010年ガイドラインを発刊して間もなく、次の改訂に向けて制吐薬適正使用ガイドライン改訂・評価ワーキンググループが立ち上げられた。CINVが医師、メディカルスタッフが協力して対応しなければならないことから、改訂委員会ばかりでなく独立した評価委員会にも看護師、薬剤師が参加し、それぞれの立場から貴重な意見が出された。改訂委員は、ガイドライン発刊より3年が経過する間に得られた新知見や海外のガイドラインの状況を検討し、提案した変更点、改訂点は、評価委員によって評価・議論され、その結果を各クリニカルクエスチョン(CQ)担当者が本会で報告する。本会での議論のうえコンセンサスを得て、全面的な改訂版を2015年に発刊する予定である。 改訂に向けての方針は次のようである。初版で概説的なところで留まった部分に対し詳細な記載を加える。エビデンス重視の基本方針には変更はないが,わが国のデータがないところ,保険適用外の薬剤の推奨も実態に即して柔軟に記載を加える。嘔吐は、ほぼコントロールできている状況から,悪心にも重点を置く。患者のリスクファクターやスクリーニングに関する記載もしていく。治療効果の評価を充実させる。腸閉塞の項を削除、新たなCQとして副作用関連、患者のリスクスクリーニングのための指標を記載する。医療経済についての議論は重要だが,今後の検討課題とする。 本グループのもう一つの大きな役割は、ガイドラインは広くそして適正に使用されてはじめてその意味を持つものであることから、2013年、ガイドラインの普及度をみるアンケート調査を実施し、さらにquality indicatorを用いて全国のがん診療連携拠点病院を対象にガイドラインの遵守度ならびにその有用性について調査した。その結果も報告される。今後、改訂ガイドラインがさらに普及し、がん治療を受ける患者の恩恵につながることを期待したい。

セッション情報

司会:

相羽 惠介(東京慈恵会医大・腫瘍・血液内科)

田村 和夫(福岡大・医・腫瘍・血液・感染病内科学)

1.制吐薬適正使用ガイドラインの2015年版改訂のポイント

演者: 佐伯 俊昭(埼玉医大・国際医療セ・乳腺腫瘍科)

2.経口抗がん薬(CQ3)、シスプラチン分割(CQ10.)の制吐療法、5-HT3 受容体拮抗薬(CQ6)

演者: 朴  成和(聖マリアンナ医大・臨床腫瘍学講座)

3.CQ4、5:がん薬物療法後の急性・遅発性の悪心・嘔吐をどのように予防するか

演者: 青儀健二郎(独立行政法人国病機構四国がんセ・乳腺・内分泌外科)

4.CQ14「悪心・嘔吐と関連する因子にはどのようなものがあるか」

演者: 佐伯 俊昭(埼玉医大・国際医療セ・乳腺腫瘍科)

5.海外の制吐療法ガイドラインの状況

演者: 佐々木秀法(独立行政法人国病機構関門医療セ・腫瘍内科)

6.2010年初版以降の新しいエビデンス

演者: 相羽 惠介(東京慈恵会医大・腫瘍・血液内科)

7.Quality Indicatorを用いた制吐薬適正使用ガイドラインの妥当性調査について

演者: 沖田 憲司(札幌医大・第一外科)

8.制吐薬適正使用ガイドライン評価ワーキンググループからカイドライン改訂へのコメント

演者: 齊藤 光江(順天堂大・附属順天堂医院・乳腺科)

9.看護職からみたガイドラインの認識と役割

演者: 飯野 京子(国立看護大学校・成人看護学)

10.薬剤師からみたガイドラインの役割

演者: 今村 知世(慶應大・医・臨床薬剤学)

11.抗がん薬化学療法における制吐療法を効果的に行うための多職種連携

演者: 中川 和彦(近畿大・医・腫瘍内科)

社会

シンポジウム01:分子標的薬時代に考えるべきこと

8月28日(木) 10:00~11:40 第1会場(会議センター1F メインホール)

TOPICS

分子標的薬の登場により個別化が進んだ一方で国民所得に対する医療費の割合は11%を超え、国家財政を逼迫化する一因として喫緊の課題となっています。本セッションでは本邦での分子標的薬開発の現状、実地臨床において考慮すべき費用対効果の考え方について解説頂き、開発の効率化・低コスト化をなし得るためのスパコン「京」を用いた医薬品開発の研究プロジェクト、iPS細胞の創薬への活用開発などにつき講演頂きます。最後に福島県立医科大学が震災前から推進して参りました「福島医薬品関連産業支援拠点化事業」を本邦の医療イノベーションのひとつのモデルとしてご紹介させていただきます。

セッション情報

司会:

高後  裕(旭川医大・消化器・血液腫瘍内科学)

今野 弘之(浜松医大・外科学第2講座)

1.分子標的薬の開発戦略

演者: 藤田 芳司(東京理科大・院基礎工学研究科・ゲノム生物学研究室)

2.分子標的薬の費用対効果

演者: 池田 俊也(国際医療福祉大・薬学部)

3.分子標的薬開発の低コスト化:スパコン「京」を用いたIT創薬

演者: 奥野 恭史(京都大・院医・臨床システム腫瘍学)

4.iPS細胞創薬はどこまで実現しているのか?

演者: 中西  淳(武田薬品工業株式会社・医薬研究本部・基盤技術研、湘南インキュベーションラボ)

5.福島医薬品関連産業支援拠点化事業の紹介

演者: 渡邉 慎哉(福島県立医大・医療-産業トランスレーショナルリサーチセ(東京分室)遺伝子発現解析分野)

シンポジウム06:癌対策推進基本計画、次の策定に向けて均てん化か集約化か?

8月29日(金) 9:10~11:10 第1会場(会議センター1F メインホール)

TOPICS

がん対策推進基本計画から7年が経過し、「均てん化」が進んだ今だからこそ、次の「集約化」への課題が見えてきました。相談支援や緩和ケア、化学療法など基本的な機能については、これまでがん診療連携拠点病院が設置されていなかった二次医療圏に「地域がん診療病院」が新設されるなど、更なる均てん化を目指す方向が示されています。一方、希少性のあるがん治療など、高度な機能については一定の集約化の方向も打ち出されています。日本の医療が向かうべき最良形を求めて、次の癌対策推進基本計画の策定に向けた議論を行います。

セッション情報

司会:

相羽 惠介(東京慈恵会医大・腫瘍・血液内科)

平岡 真寛(京都大・医・放射線治療科)

1.がん対策推進基本計画とがん診療提供体制の現状と今後

演者: 林 修一郎(厚生労働省・健康局・がん対策・健康増進課)

2.がん診療連携拠点病院の配置の問題点

演者: 堀田 知光(独立行政法人国立がん研究セ)

3.小児がん診療、集約化への道筋

演者: 小島 勢二(名古屋大・院医・小児科学)

4.癌治療におけるNCDの果たす役割

演者: 後藤 満一(福島県立医大・臓器再生外科学講座)

5.Current Status of Radiation Therapy in USA and the development of advanced Radiotherapy Equipment

Speaker: Ritsuko Komaki(Division of Radiation Oncology, Department of Radiation Oncology, The University of Texas MD Anderson Cancer Center, U.S.A.)

シンポジウム07:ビッグデータ活用による未来の医療

8月29日(金) 13:30~15:30 第1会場(会議センター1F メインホール)

TOPICS

医療分野のデータの活用については、政府や自治体などの公共機関・民間事業者により医療費抑制や健康管理など、様々な取り組みが進められています。いかに医療分野でビッグデーターを活用するか?初めにアナリティクスの最先端をいく米国でその実践を主導してきたデータサイエンティスト工藤 卓哉様に日本の医療情報化の方向性を、日立製作所 宇賀神敦様に英国におけるビッグデータ利活用事例を紹介いただき、今後のヘルスケアITに関する方向性について講演いただきます。本邦のビッグデータベースについては外科関連の専門医制度が合同で行うNCD(National Clinical Database)、レセプトデータ及び特定健診等のデータを収集しているNDB(ナショナルデータベース)の運用実績ついて、海外からの事例としてASCO CancerLinQ™の運用につき報告いただきます。どうぞビッグデータが変える医療の未来をイメージして下さい。

セッション情報

司会:

筧  善行(香川大・医・泌尿器科学講座)

森田 智視(京都大・院医・医学統計生物情報学)

1.公共医療と他分野政策へのビックデータ連携を見据えた日本の医療情報化の方向性

演者: 工藤 卓哉(アクセンチュア株式会社・デジタルコンサルティング本部・アクセンチュアアナリティクス)

2.ヘルスケアビッグデータを活用したケアサイクルの革新

演者: 宇賀神 敦(株式会社日立製作所・ヘルスケア社・ヘルスケア事業本部)

3.NCDから見た本邦の外科医療の実力

演者: 今野 弘之(浜松医大・外科学第2講座)

4.Cancer Care Through Big Data ASCO Cancer Linq

Speaker: Peter P. Yu(Camino, Hematology-Oncology, Palo Alto Medical Foundation, U.S.A.)

5.NDB(ナショナルデータベース)の利活用の促進について

演者: 佐久間 敦(厚生労働省・保険局総務課・保険システム高度化推進室)

シンポジウム13:日本における臨床研究の現状と信頼回復の取組~臨床研究に関する倫理指針の見直しなどの動き~

8月30日(土) 8:00~10:00 第3会場(会議センター3F 303+304)

TOPICS

昨年来、安部政権の成長戦略の一環として日本医療研究開発機構(当初は日本版NIHと言われていた)の構想が進み、医療研究への追い風が吹く一方で、降圧薬バルサルタンや慢性骨髄性白血病薬タシグナの医師主導臨床研究におけるデータ操作、利益相反非開示、広告のやり過ぎなど臨床研究を巡って様々な問題が浮上し、日本の臨床研究を取り巻く国民の目や世界の目には厳しいものがある。現在、「臨床研究に関する倫理指針」と「疫学研究に関する倫理指針」を統合した「人を対象とする医学系研究を対象とする倫理指針」の策定が最終段階にさしかかっている一方で、「臨床研究に係る制度の在り方に関する検討会」において、今秋をめどに臨床研究を巡る法整備の動きがある。本シンポジウムでは、これら追い風と逆風の現状と展望を様々な分野のステークホルダーにご参集頂き、語って頂きたいと思っている。

セッション情報

司会:

藤原 康弘(独立行政法人国立がん研究セ・企画戦略局)

吉田 和弘(岐阜大・腫瘍外科学(第2外科))

1.新たな医療分野の研究開発体制について(仮題)

演者: 内閣官房健康・医療戦略室

2.臨床研究を巡る状況と臨床研究に関する倫理指針の改正等、厚生労働省の取組について

演者: 小川 雄大(厚生労働省医政局研究開発振興課治験推進室)

3.諸外国における臨床研究に対する法規制の動向

演者: 磯部  哲(慶應大・法科大学院)

4.日本の被験者保護政策:課題と展望

演者: 田代 志門(昭和大・研究推進室)

シンポジウム14:児童・生徒に対するがん教育立ち上げのStrategy

8月30日(土) 8:00~10:00 第7会場(会議センター4F 413)

TOPICS

 現在2人に1人ががんに罹患する一方、欧米のがん患者は減少に転じている。欧米では初等教育の中でがんに関する教育が行われていることも一因といわれている。本邦では、がんに対するネガティブなイメージが蔓延しており、がんへの誤った認識に基づく偏見解消のためにも子どもからのがん教育の重要性が指摘されている。  平成26年度の文部科学省概算要求では「がんの教育総合支援事業」が盛り込まれ、本年度よりモデル校での実施の取り組みが開始される。国の動きに先立ち、がん教育に取り組み始めた地域がある。しかし、実施主体(教育委員会・保健所・患者会)、活動の場(学校・公共施設・メディア)、対象(小学生・中学生・青少年)は様々である。  本セッションではがん教育の立ち上げを経験された演者の方々と今後がん教育の「均てん化」を進めるに当たってのstrategyと問題点について議論したい。加えて福島第一原子力発電所事故後を経験した福島県に代表される、その地区独特の事情に目を向けていく必要性についても考えてみたい。

セッション情報

司会:

中川 恵一(東京大・病・放射線科)

中村  泉(福島県立医大・器官制御外科)

1.がん教育の実践と展望

演者: 中川 恵一(東京大・病・放射線科)

2.がん患者が伝えるがん教育~2010年からの取り組み報告~

演者: 三好  綾(NPO法人がんサポートかごしま)

3.神奈川県におけるがん教育の取り組み

演者: 中澤よう子(神奈川県・保健福祉局保健医療部がん対策課)

4.日本対がん協会としての取り組み

演者: 阿南 里恵(公益財団法人日本対がん協会・企画事業担当)

5.「がん教育」の今後の方向性

演者: 大路 正浩(文部科学省・学校健康教育課)

サバイバー

シンポジウム09:がん患者の治療と就労の両立支援

8月29日(金) 13:30~15:45 第3会場(会議センター3F 303+304)

TOPICS

日本人の二人に一人は癌にかかる。医学の進歩により、死を意味した‘がん’もその5生率は60%にまで改善した。即ち、がんは慢性疾患の様相を呈してきた。 国立がんセンターの推計では年間約75万ががんに罹患しそのうちサバイバーは40万人で、15~69歳までの生産年齢者は36万人という。これら生産年齢者が離職すれば労働損失は1.3兆円/年に達するという。 2012年の厚労省研究班によれば、がん診断後、37%が退職または配置転換させられている。その半数が減収とかさむ医療費に悩ませられる。即ち、離職は経済不安から家庭をも崩壊させる危険性につながる。 がん診療に携わるスタッフは長年、がん患者の生存率の向上を目指して研究してきたが、今やがんサバイバーの回復度に応じた就労支援にも積極的に参加すべき時が来た。 今回はがんサバイバーのHospital based-work support またはWork place based-work support の現状と両者の連携ツールの開発について各分野の方から発表していただき、このシンポを通じて医療スタッフに就労支援が患者満足度向上の一つとして強く認識されることを期待している。

セッション情報

司会:

嶋田  紘((独)労働者健康福祉機構 特任研究ディレクター/(医)博俊会 春江病院名誉院長)

杉山  徹(岩手医大・医・産婦人科)

1.がん患者が権利を持って働くことのできる社会構築を目指して

演者: 門田 守人(公益財団法人癌研究会がん研有明病)

2.治療と職業生活の両立等支援事業

演者: 松崎 淳人(厚生労働省労働基準局労働衛生課)

3.乳がん患者の精神的ケアと社会復帰支援におけるピアサポートの役割

演者: 八木 智子(独立行政法人労働者健康福祉機構横浜労災病・患者サポートセ)

4.精神科医の立場から

演者: 清水  研(独立行政法人国立がん研究セ・中央病・精神腫瘍科)

5.がん医療と職域健康管理との連携 ~産業医の立場から~

演者: 柿沼  歩(日本電気株式会社・本社健康管理セ)

6.がん生存者の就労支援 ーがん社会学の視点からー

演者: 山口  建(静岡県立静岡がんセ)

7.がん罹患勤労者の現状と今後の問題点

演者: 門山  茂(独立行政法人労働者健康福祉機構東京労災病)

8.がん治療現場の医師・看護師による「就労支援」― 実践のノウハウを学ぶ

演者: 高橋  都(独立行政法人国立がん研究セ・医・がん対策情報セ)

シンポジウム10:若年がん治療の特徴と妊孕性における問題点

8月29日(金) 9:10~11:10 第12会場(会議センター5F 501)

TOPICS

近年、若年がん患者の罹患率の上昇、診断および集学的治療の進歩による治療成績向上の結果としてキャンサーサバイバーが増加しています。それに伴い若年がん患者に対する妊孕性の保持についての関心が高まり、欧米ではOncofertility(がん・生殖医療)という新しい領域が確立され診療の考え方が見直され始めています。本学会内にも妊孕性ワーキンググループが立ち上がりました。その対策には医学的情報の他に、心理状態、パートナーの意向や生殖医療にかかる経済的な負担等の社会経済的な情報も含めた総合的な判断が必要となります。血液・婦人科・乳腺・小児・泌尿器の各科講師より最新の手法について講演いただき、各分野での問題点を整理し、2013年に Updateされた ASCO Guidelines for Fertility PreservationについてDr.Kutluk Oktay H.にご講演いただきます。

セッション情報

司会:

青木 大輔(慶應大・医・産婦人科)

荒井 陽一(東北大・院医・外科病態学講座泌尿器科学分野)

1.がん・生殖医療における問題点ー妊孕性温存の的確な診療を実践するためには

演者: 鈴木  直(聖マリアンナ医大・医・産婦人科学)

2.乳癌患者における妊孕性の問題

演者: 清水千佳子(独立行政法人国立がん研究セ・中央病・乳腺・腫瘍内科)

3.血液疾患患者の妊孕性温存対策の現状

演者: 神田 善伸(自治医大・附属さいたま医療セ・血液科)

4.小児がん経験者の性腺機能・妊孕性の問題

演者: 三善 陽子(大阪大・院医・小児科学)

5.泌尿器科悪性腫瘍における妊孕性温存

演者: 岡田  弘(獨協医大・越谷病・泌尿器科)

6.ASCO Guidelines for Fetility Preservation:2013 Update

Speaker: Kutluk H. Oktay(Cell Biology & Anatomy, Medicine and Pathology, Division of Reproductive Medicine & Innovation Institute for Fertility Preservation, Obstetrics & Gynecology, New York Medical College, U.S.A.)

パネルディスカッション03:社会全体で考えるべき終末期医療の現実と課題

8月29日(金) 10:00~12:00 第19会場(アネックスホール2F F205+F206)

TOPICS

終末期医療制度は各国の文化的・歴史的背景や社会的規範等の違いを反映して、独自の体系が構築されています。本邦では団塊世代が75歳を過ぎる2020年代に年間の死者が約150万人を超えると予想されおり、生命倫理や教育、地域文化なども考慮した「尊厳ある死」について議論を深める必要があります。終末期医療における課題として体系化された意思決定支援、人工的水分・栄養補給法による延命、在宅終末期連携における多職種連携の在り方、緩和医療とコストなどが挙げられます。厚生労働省からの演者を含めて本邦に相応しい人生の最終段階の医療の方向性を示していただきます。

セッション情報

司会:

細川 豊史(京都府立医大・院医・疼痛緩和医療学講座)

東口 髙志(藤田保健衛生大・医・外科・緩和医療学講座)

1.緩和ケアからエンドオブライフ・ケアへのパラダイムシフト

演者: 西川 満則(国立長寿医療研究セ・エンドオブライフケアチーム)

2.終末期医療にTPPが与える影響

演者: 村上 正泰(山形大・院医・医療政策学講座)

3.日本老年医学会「人工的水分・栄養補給法の意思決定ガイドライン」が目指すもの

演者: 会田 薫子(東京大・院・人文社会系研究科・死生学・応用倫理セ上廣講座)

4.2025年へのロードマップ~第2期がん対策推進基本計画とがん終末期ケア連携

演者: 武藤 正樹(国際医療福祉大・院・医療福祉学研究科医療経営管理分野)

5.終末期医療の決定プロセスに関するガイドラインの普及に向けた課題

演者: 佐々木昌弘(厚生労働省医政局指導課在宅医療推進室長)

治療

ECCO/JSCO Joint Symposium:Chemoradiation in Gastrointestinal Cancer: Pros and Cons in Western and Eastern Countries

8月28日(木) 16:00~17:30 Room 10 (PACIFICO Yokohama, Conference Center, 4F, 418)

TOPICS

 消化管癌の治療体系は欧米と本邦における標準治療に大きな相違があるのが現状である。食道癌の組織型は本邦ではほとんどが扁平上皮癌であるのに対して、欧米では60%以上が腺癌である。切除可能な進行癌に対する標準治療は欧米では術前化学放射線療法であるが、本邦においては術前化学療法が標準となっている。切除可能進行胃癌に対しては欧米では術前、術後の化学療法が施行されるが、本邦における術前化学療法は未だ臨床研究段階である。進行直腸癌に対する術前化学放射線療法は、高い有害事象発生頻度が報告されているにもかかわらず、欧米においては有効な治療として位置づけられている。一方、本邦では側方リンパ節郭清の意義を臨床研究で検証中である。こうした集学的治療の東西間格差は、主に手術療法の質、位置づけの相違によるところが大きい。合理的な個別化医療の導入を含め、東西の治療の融合を模索して活発な議論が期待される。

セッション情報

Moderators:

Yuko Kitagawa(Surgery, School of Medicine, Keio University)

Peter Naredi(Sahlgrenska University hospital)

1.Neoadjuvant treatment prevalence and "High Quality" surgical strategy in gastric cancer : possible explanations for apparent contradiction in Eastern and Western Guidelines

Speaker: Domenico D'Ugo(MiniInvasive Surgical Oncology, Surgery, A.Gemelli Gen. Hospital-Catholic University of Rome, Italy)

2.Current status of chemoradiation therapy for esophageal cancer in Japan

Speaker: Yuko Kitagawa(Surgery, School of Medicine, Keio University)

3.Pros and cons of radiotherapy in rectal cancer treatment

Speaker: Cornelis van de Velde(Dept. of Surgical Oncology, Leiden University Medical Center, The Netherlands)

4.Chemoradiotherapy for Rectal Cancer: Pros and Cons in Western and Eastern Countries

Speaker: Toshiaki Watanabe(The Dept. of Surgical Oncology, Faculty of Medicine, The University of Tokyo)

シンポジウム02:がん局所治療:個別化のバリエーションを求めて

8月28日(木) 10:00~12:00 第2会場(会議センター3F 301+302)

TOPICS

癌局所療法の目的は、臓器全体ではなく癌の部分だけを治療することにより癌の制御と標的臓器の機能温存を図り患者のQOLを高めることにあります。今回ご講演いただくIVR、内視鏡的インターベンション、温熱療法、凍結療法、放射線療法を用いた局所治療は広義の個別化医療における重要なオプションであり、その適応は積極的な癌治療から緩和治療にまで幅広く用いられています。それぞれの分野のエキスパートに明日からの診療に役立つ実践的なご講演をいただきます。

セッション情報

司会:

平川 弘聖(大阪市立大・院・腫瘍外科)

金澤  右(岡山大・医・放射線科)

1.癌の局所療法―現状と未来への展望―

演者: 三木 恒治(京都府立医大・院医・泌尿器外科学)

2.癌治療におけるIVRの新展開

演者: 山門亨一郎(三重大・院医・放射線医学教室)

3.膵胆道癌におけるInterventional Endoscopyの新展開

演者: 糸井 隆夫(東京医大・消化器内科)

4.進行下部直腸がんと腹膜播種を伴う胃がんに対する温熱療法の新展開

演者: 浅尾 高行(群馬大・院医・がん治療臨床開発学講座)

5.肝細胞癌に対する凍結治療

演者: 田邉  稔(医科歯科大・医・肝胆膵・総合外科)

6.Advances in local treatment with combined modalities improve cancer survival

Speaker: James D. Cox(Clinical Professor of Radiation Oncology, The University of Texas MD Anderson Cancer Center, U.S.A.)

シンポジウム05:高齢者がん治療のエッセンス

8月28日(木) 16:00~18:00 第12会場(会議センター5F 501)

TOPICS

 高齢者癌治療においては自立性の維持、精神的状態、身体の制限のほか経済状態など多角的に問題を総合的に判断した治療方針決定が必要で、高齢者医療こそ最も個別化した医療が必要な分野といえます。高齢者薬物療法の原則、余命や認知機能の評価、精神症状と意思決定能力、米国での高齢者癌治療の現状など高齢者がん患者治療について多方面の演者にご講演いただき、高齢者特有の諸問題について議論していきます。

セッション情報

司会:

加藤 淳二(札幌医大・腫瘍・血液内科)

鳥本 悦宏(旭川医大・病腫瘍セ)

1.高齢者がんの診療指針

演者: 田村 和夫(福岡大・医・腫瘍・血液・感染病内科学)

2.高齢者のための薬の使い方

演者: 秋下 雅弘(東京大・院医・加齢医学講座)

3.高齢者がんにおける総合的機能評価(JCOG高齢者研究小委員会からの報告)

演者: 長島 文夫(杏林大・医・内科学腫瘍内科)

4.高齢者がん治療の問題点-精神症状の観点から

演者: 明智 龍男(名古屋市立大・院医・精神・認知・行動医学分野)

5.Cancer Therapy in Elderly patients: The USA experience

Speaker: Lodovico Balducci(Senior Adult Oncology Program, Moffitt Cancer Center, U.S.A.)

6.地域包括ケアシステムの確立の必要性(仮)

演者: 丹藤 昌治(厚生労働省保険局)

シンポジウム08:がん診断法の開発

8月29日(金) 15:30~17:30 第2会場(会議センター3F 301+302)

TOPICS

 国民の健康や医療経済を考慮すれば、正診率の高い早期癌診断法の確立は急務です。また、癌治療の効果を正確に判定する技術の開発も重要です。このシンポジウムでは超早期癌診断および新規画像診断について最新の話題(メタボローム解析の最新の進歩、稀少な血中循環腫瘍細胞を高精度・迅速検出する超高速自動顕微鏡、新規バイオチップを用いた癌超早期診断技術、新しいレントゲン撮影手法、超高周波超音波を用いた迅速組織性状診断、拡散強調画像の進歩、新規モーダリティーPET/MRI)をご講演いただき、近未来の癌診断の可能性について議論していきます。

セッション情報

司会:

松村 保広(独立行政法人国立がん研究セ・東病・臨床開発セ・新薬開発分野)

鈴木 義行(福島県立医大・放射線治療学)

1.Metabolomics and its applications to medicine

演者: Masaru Tomita(Institute for Advanced Biosciences, Keio University)

2.超高速自動顕微鏡が拓く迅速癌転移検査法

演者: 合田 圭介(東京大・院・理学系研究科・化学専攻)

3.バイオチップを用いた血中遊離核酸解析による超早期癌診断法の開発

演者: 伊藤 寛晃(昭和大・江東豊洲病・消化器セ)

4.曲がるX線で診る高感度診断装置の開発

演者: 百生  敦(東北大・多元物質科学研)

5.超高周波超音波を用いた迅速組織性状診断

演者: 山口  匡(千葉大・フロンティア医工学セ)

6.DWIBS法を用いた癌診断

演者: 高原 太郎(東海大・工学部・医用生体工学科)

7.PET/MRIによる癌診断

演者: 伊藤  浩(独立行政法人放医研・分子イメージング研究セ)

シンポジウム11:免疫逃避機構の克服に向けた新しいムーブメント

8月29日(金) 13:30~15:30 第16会場(アネックスホール2F F201)

TOPICS

新しい可能性を秘めた新世代の癌免疫療法が次々と実臨床の場に登場しています。即ち、2011年のノーベル医学生理学賞を受賞した樹状細胞(DC)の研究と臨床応用に始まり、数年前からのImmunological Checkpoint分子の解明とそれに関連する薬剤の効果が明らかになってきました。DC-T 細胞間でのDC上のB7分子とT細胞のCTLA-4分子の結合や、T細胞のPD-1分子と腫瘍細胞のPD-L1分子の結合によって生ずるT細胞の活性化や機能の障害がここに関与する分子に対する抗体医薬によって改善する事が示されました。免疫抑制機構はこのほかにも様々な分子や免疫抑制細胞によってもたらされます。これらのメカニズムをも制御する事によって免疫療法の効果が大きなものになると想像されます。Post-Checkpoint Regulationの時代を迎え、今後の免疫療法の発展を議論するのはまさに「今でしょ!」。当日は内外のエキスパートの先生方に御発表をお願いしました。御期待下さい。

セッション情報

司会:

柴田 昌彦(埼玉医大・国際医療セ・消化器病セ・消化器腫瘍科)

原田  守(島根大・医・免疫学)

1.骨髄由来免疫抑制細胞MDSCと全身性炎症が関わる免疫抑制とその制御の可能性

演者: 柴田 昌彦(埼玉医大・国際医療セ・消化器病セ・消化器腫瘍科)

2.癌ペプチドワクチン療法における免疫逃避機構回避の工夫と今後の展望

演者: 硲  彰一(山口大・院医・消化器・腫瘍外科学)

3.抗がん剤やBRMによる免疫抑制の軽減と抗がんT細胞応答の誘導

演者: 原田  守(島根大・医・免疫学)

4.Tregs 除去薬 モガムリズマブ

演者: 石田 高司(名古屋市立大・院医・腫瘍・免疫内科学)

5.ヒト型化抗CD4抗体の固形癌治療への応用

演者: 松島 綱治(東京大・医・分子予防医学教室)

パネルディスカッション01:がん治療の個別化における形成外科の役割、期待と現状

8月28日(木) 16:00~18:00 第13会場(会議センター5F 502)

TOPICS

 近年のがん治療においては、単にがんの治癒を目指すだけでなく、がん治療後のより良い生活の質(QOL)が求められるようになっており、実際に国レベルでのがんサバイバーへの取り組が行われています。またOncoplasticsurgeryやOrthoplasticsurgeryといった概念が提唱され、術後の機能や整容性に配慮したがん治療が求められています。この事から、がん治療を取り巻く環境の中で、形成外科に期待される役割は今後ますます大きくなると考えられます。  今回のパネルでは、まず形成外科とのかかわりの深い各科を代表する先生方に、形成外科医に対して期待する役割についてご講演いただきます。これに対してそれぞれの分野で経験豊富な形成外科の先生方に、形成外科の現状や未来についてご講演いただき、それぞれの専門分野の先生同士の対話形式でのディスカッションを行いたいと考えています。

セッション情報

司会:

小菅 智男(独立行政法人国立がん研究セ・中央病・肝胆膵外科)

櫻庭  実(独立行政法人国立がん研究セ・東病・形成外科)

1.頭頸部外科医から頭頸部再建外科医への期待

演者: 松浦 一登(独立行政法人宮城県立病機構宮城県立がんセ・頭頸部外科)

2.頭頚部癌治療の個別化における形成外科の役割、期待と現状

演者: 木股 敬裕(岡山大・院医歯薬・形成再建外科)

3.乳癌手術の整容性を高めるための乳腺外科医から形成外科医への期待

演者: 矢形  寛(聖路加国際病・乳腺外科)

4.乳癌術後オーダーメイド乳房再建

演者: 矢野 健二(大阪大・院医・乳房再生医学寄附講座)

5.癌治療における大腸外科と形成外科の接点と可能性

演者: 伊藤 雅昭(独立行政法人国立がん研究セ・東病・大腸外科)

6.がん手術における形成外科と消化器外科・泌尿器科のコラボレーション

演者: 中川 雅裕(静岡県立静岡がんセ・再建・形成外科)

7.骨軟部悪性腫瘍の治療:診断・切除・再建

演者: 尾崎 敏文(岡山大・病・整形外科)

8.骨軟部腫瘍領域における形成外科の役割 コラボレーションの実際

演者: 宮本 慎平(独立行政法人国立がん研究セ・中央病・形成外科)

ビデオ・パネルディスカッション:ロボット支援手術最前線:他分野の手術に学ぶ

8月29日(金) 13:30~14:30 第13会場(会議センター5F 502)

TOPICS

進歩のめざましいロボット支援手術では、診療科の重なる頸胸部領域・骨盤領域を取り上げました。頸胸部領域では中下咽頭癌や喉頭癌・食道癌・縦隔疾患、骨盤領域では直腸癌・前立腺癌・子宮悪性腫瘍に対する手術を供覧いただき、異なる領域で最新情報を共有しながら今後の課題を明らかにする好機となれば幸いです。

セッション情報

頸胸部領域

司会:

岸本 誠司(亀田総合病・頭頸部外科)

能城 浩和(佐賀大・病・一般・消化器外科)

1.耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域のロボット支援手術

演者: 伊藤 博之(東京医大・耳鼻咽喉科)

2.食道癌に対する内視鏡支援ロボット手術の経験

演者: 宇山 一朗(藤田保健衛生大・上部消化管外科)

3.縦隔疾患に対するロボット支援手術の実際

演者: 中村 廣繁(鳥取大・医・器官制御外科学講座胸部外科学)

骨盤領域

司会:

寺地 敏郎(東海大・医・外科学系泌尿器科)

渡邊 昌彦(北里大・医・外科)

1.直腸癌に対するロボット支援下腹腔鏡下手術

演者: 絹笠 祐介(静岡県立静岡がんセ・大腸外科)

2.ロボット支援前立腺全摘除術―癌の制御とQOLの向上をめざしてー

演者: 小島 祥敬(福島県立医大・医・泌尿器科学講座)

3.子宮悪性腫瘍に対するロボット支援手術

演者: 井坂 恵一(東京医大・産科・婦人科)

特別セミナー:Climbing The Way:成功秘訣の世界基準

TOPICS

世界に出て気付く「繋がることの力」。世界を結ぶ 留学研究者コミュニティ「United Japanese researchers Abroad(UJA)」が、「アカデミック&フィジシャン研究者」のより明るいサクセスフルな未来へ繋がる場を企画しました。

1 Climbing The Way:成功秘訣の世界基準
これは、“成功秘訣の世界基準”を明らかにする、ヨーロッパそしてアメリカ癌治療学会のプレジデントと海外で活躍する日本人ファカルティーのトークと会場とのパネルディスカッションからなるキャリアディベロップメントセミナーです。そして、ASCO・JSCO間で始まる新たな試み「日本の若手医師の育成共同プログラム」も発表されます。これまでの 常識を打ち破る、新しい形のインタラクティブな基調講演です。普段はまず聞くことのできない、研究者として、そして海外留学における皆様の成功への生の熱いメッセージを聞いて感じてください。

2 Finding the way:海外ラボのポスドク募集情報提供
海外留学の成功の一つには、留学先のことをまずよく知ることです。ポスドクを募集している海外ラボのリストをUJAブースにて提示します。海外のラボは、研究テーマだけでなく、ラボの規模、スタイル、ローケーションなど、様々です。まずは、色々なラボがあることを知るのは海外留学の第一歩。留学にご興味がある方、是非お立ち寄り下さい。

3 UJAソーシャルネットのご案内
世界に拡がる日本人研究者、留学経験者の方々とのネットワーキングが持つ未来。留学前、留学中、様々な局面について先達からの知恵や経験を共有し、お互いにフィードバックしあい成長する未来。そんな未来を共に開拓していきませんか? UJではインタラクティブなウェブを構築中、研究者であれば誰でもご参加頂けます。詳しくはUJAのブースにお立ち寄りください。

第1部:President Lectures

基調講演04:<ECCO Board Member>

8月29日(金) 14:30~15:00 第10会場(会議センター4F 418)

セッション情報

司会:

北島 政樹(国際医療福祉大・学長)

1.An European perspective on surgical oncology and improved cancer care

Speaker: Peter Naredi(Surgery, Sahlgrenska University Hospital, Sweden)

基調講演05:<ESMO President-elect>

8月29日(金) 15:00~15:30 第10会場(会議センター4F 418)

セッション情報

司会:

野々村祝夫(大阪大・医・泌尿器科)

1.未定

Speaker: Fortunato Ciardiello(Department of Experimental and Clinical Medicine and Surgery, The Second University of Naples, Italy)

基調講演06:<ASCO President>

8月29日(金) 15:30~16:00 第10会場(会議センター4F 418)

セッション情報

司会:

小西 郁生(京都大・院医・婦人科学産科学)

1.Meeting the Challenge of Oncology Global Health

Speaker: Peter P. Yu(Hematology-Oncology, Palo Alto Medical Foundation, U.S.A.)

第2部:Career Development Seminar

セッション情報

司会:

馬場 理也
(熊本大学大学院先導機構 国際先端医学研究拠点施設/元 National Institutes of Health, National Cancer Institute, Center for Cancer Research, Urologic Oncology Branch, U.S.A.)

本間 耕平
(日本医科大学大学院医学研究科 生理学教室(システム生理学)/元 National Institutes of Health, National Eye Institute, Neurobiology Neurodegeneration & Repair Laboratory (N-NRL), U.S.A.

佐々木 敦朗
(University of Cincinnati Cancer Institute, Cincinnati Cancer Center, U.S.A.)

演者:

佐々木 敦朗
(University of Cincinnati Cancer Institute, Cincinnati Cancer Center, U.S.A.)

上野 直人
(Division of Cancer Medicine, Department of Breast Medical Oncology, The University of Texas, MD Anderson Cancer Center, U.S.A.)

武部 直子
(Cancer Therapy Evaluation Program(CTEP), Division of Cancer Treatment and Diagnosis, National Institutes of Health, National Cancer Institute, U.S.A.)

第3部:Panel Discussion

セッション情報

パネリスト:

Peter P. Yu
(ASCO President / Hematology-Oncology, Palo Alto Medical Foundation, U.S.A.)

Peter Naredi
(ECCO Board of Directors / Surgery, Sahlgrenska University Hospital, Sweden)

Fortunato Ciardiello
(ESMO President-elect / Department of Experimental and Clinical Medicine and Surgery, The Second University of Naples, Italy)

佐々木 敦朗
(University of Cincinnati Cancer Institute, Cincinnati Cancer Center, U.S.A.)

上野 直人
(Division of Cancer Medicine, Department of Breast Medical Oncology, The University of Texas, MD Anderson Cancer Center, U.S.A.)

武部 直子
(Cancer Therapy Evaluation Program(CTEP), Division of Cancer Treatment and Diagnosis, National Institutes of Health, National Cancer Institute, U.S.A.)

コメンテーター:

Doug Pyle
(Senior Director, International Affairs of ASCO, U.S.A.)

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